今週のジャンプ全作品の感想(2018.41号)

 今週のジャンプの感想を全作品書いていきます。ワンピースが休載で少し寂しいですが、呪術、アクタの覚醒組の順番が前にあり、集英社の力の入れ具合のわかるものになっていました。

 

約束のネバーランド

 唐突に2年近く時が飛び、鬼の街に潜入している場面から始まりました。仲間はかけることなく生活しており、違う「農場」で育ったお互いの得意分野を活かしてたくましく起きる子どもたち。「寺」、「金の水」の手がかりを探すパートを全て取っ払った展開となっており、引き延しはしないのかな?と感じました。作者のコメントには、最終章という文字もありましたし。アニメも決まっていますが、アニメ開始〜終了の間に漫画も終わらせ、一気買いをしやすいような戦略を練っているのでしょうか。ラートリー家との問題を終わらせ、もしかしたら人間界編もあるかも?と思っていましたが、今の段階だと無さそうですね。

 

『呪術廻戦』

  順平の後戻りできない悲壮な描写が辛い……。母親を殺され、人の心がわからなくなり暴走する順平。「母さんも僕も人の心に呪われたっていうのか」という悲痛な叫びは、彼のささやかな幸せが理不尽に奪われてしまい助けをどこにも求められなくなった心境が読み取れます。ラストの真人が出てくるところはそんな順平の悲劇がまだ終わらないということがわかる絶望的なヒキで来週がきになる!虎杖だけでどうこうできる相手ではないしはよナナミンきて……。

 

ぼくたちは勉強ができない

 文系回。ブラとボールペンを間違えるというちょいエロ×アンジャッシュ的コメディで、テンポよく楽しく読めました。成幸は文乃を女の子の扱いを教えてくれる師匠的に見ているからか、他のヒロインよりも突っ込んだ話をしていたイメージなのですが、今回はその女性の扱いを彼女に適用しており、文乃を「女の子」としてきちんと意識した回ですね(これ以前にも何度かありましたが)。二人の掛け合いは一番見ていて楽しく、勢いがあるのでこれからシリアスな展開へと進む時に、一種の清涼剤としてちょくちょく挟んで欲しいものです。

 

鬼滅の刃

 ついに半天狗撃破ですかね!?今まで散々苦労してきた割には本体は以外とあっけないし、蜜璃さんがどうなったのかまだわからないので確定ではないですが、どうなんでしょうか。倒し方は相変わらず熱い。出番ないまま終わると思われた善逸が回想で登場、炭治郎の成長に一役買います。雷の呼吸あんな簡単に使えるもんなの?とも思いましたが、日の呼吸が全ての祖であるということですもんね。今後は水の呼吸を応用したヒノカミ神楽以外にも、柱の指導を受けより応用の幅が広がっていくのでしょうね。そして時透君まさかのバタ子さん笑。これで37歳さんの刀研ぎを邪魔するというミッションでも玉壺さんに完勝ということになりましたね笑。この場面は殴られて「いたいっ」と叫ぶ時透君が可愛すぎて、緊張感が抜けました。鬼滅の刃の魅力の一つに、僕は「バトル中のセリフの面白さ」があると考えています。今回で言えばこの場面、そして玄弥の悪態がそれですかね。玄弥いいんですよねえ、憤懣やるかたねえとか一瞬ん?ってなるのが多いんですが、それがたまらんのです。鬼滅のこのような言い回しは緊張の緩和が見事で、ギャグ漫画にはできないギャグでもあるので、今回のような緊迫した場面でもずっと使い続けて欲しいです。

 

『アクタージュ』

 まず表紙イラスト!千世子ちゃんおっぱい触ってるじゃないですか!千世子ちゃん→夜凪をがっつりやってくれたのは初めてだと思うのですが、本編見なくても二人の仲の良さがわかる尊いイラストを本当にありがとうございます……!内容としては百合回に見せかけた覚醒回です。カムパネルラを演じきる自信がないと弱音を吐く夜凪、「私のカムパネルラ」だと言い励ます千世子。仲良くデートしつつも、相手に自分の心をさらけ出し、本気で会話する彼女たちは単に仲がいいだけでなく、切磋琢磨していく仲間なんだと感じさせます。仲を深めるだけでなく、お互い役者として成長したというところが覚醒回だと感じたポイント。『アクタージュ』を読み始めた時は少年誌でなくてもいいのではと思いましたが、今回の話を見て友情・努力が垣間見れ、覚醒イベントもこなした『アクタージュ』はもう立派にジャンプ漫画してると思いました。いよいよ来週からは巖さんの指導が入る感じですが、演出家と俳優との衝突だったり、本番でのアクシデント等様々な壁があるとは思いますが、これからの夜凪を1ファンとして見守っていきたいです。

 

食戟のソーマ

 あのヒキからファンとかスカしにもほどがある。それでも秘書子が出てきたのは嬉しい。フェスの準備をする秘書子はボーイッシュな感じで熱血に頑張っていたので、えりながいなくても頑張っているんだなと微笑ましくなりました。ただやっぱり心配なようで、朝陽に注意しろということは忘れないのはさすが。実際誘拐されちゃいましたしね〜一体これからどうなるんだろ。また連隊食戟になるのかな、でももうあれはお腹いっぱいだし……。シンプルにソーマの恋模様を描いてくれたらそれで十分なのに、新章入ってから色々迷走してる感じが否めない。

 

Dr.STONE

 羽京くん裏切りあるかと思われてましたがやっぱりでしたね。ただ、それを動かしたのが科学組の狂気とも言える善行のおかげだということは予想してませんでした。比較的年長者で、司の思想に感化されたわけではなかったのでしょうね。司軍の一枚岩でなさはすごい。他のメンバーも歌を本物だと信じ込んでいて、数の有利はあまりない感じになりそう。でも司を倒したらそのあとどうするんだろう?石の謎を解明するために大人たちを復活させていくのか、他の復活した人たちや石の世界で生きる民族との対立が新たに発生するのか。なんにせよまずは戦車戦を楽しみに来週を待ちたいと思います。

 

ゆらぎ荘の幽奈さん

 バトル回継続。初代天狐が元凶であり、彼の目的もわかりました。娘を生き返らせたいというなんか『銀魂』のたまを思い出すような、それでいて試行回数や結果はそれより残酷なエピソード。幽奈が一人で彼の暴走と相対し、そのまま死んでいったという悲痛すぎる秘密も明かされました。いつものエロコメはどこに行ったんだ!でもようやくコガラシ登場!師匠は結界解除されてて戦力としては心許ないし、コガラシの理不尽なパワーでなんとか解決してほしい。ただだいぶ秘密もわかってきてそろそろ終わりそうなのが寂しいんだよなあ。

 

僕のヒーローアカデミア』 

 心操くんが強すぎる!ボイスチェンジャー持たせるのはやっぱチート級のものですね。元々初見頃しだったにもかかわらず、今度は能力を知っている相手に対しても、どこかに心操くんがいることを意識させるだけで十分な抑止力になれます。まだ対人の未熟さはあるにせよ捕縛術を磨いているのも成長ですね。ただ圧倒的多数との戦闘(一人洗脳したくらいでは無駄な場面)もしくはステインのような存在(連携せず、単独対人戦闘が強いタイプ)への対策は求められます。それでも、サイドキックとともに戦うのが一般的なヒロアカ世界なら、仲間と一緒に大活躍間違い無いです!ABどちらに入ってもこれからどんどん出番を与えて欲しいキャラの一人。

 

『恋は戦争』

 絵の上手い読み切りはそれだけでかなり魅力的。話もコメディ調で読みやすく、女の子も可愛いので人気の出る要素を十分に持った作品だと感じました。校長との掛け合いや女子側の話など広げやすさもある。いっそオムニバス形式にして、最後に今までの主人公たちで合コンとかにもできそうだし、是非とも連載でみたい作品です。

 

ブラッククローバー

 フエゴレオンさん復活!サラマンダーもつき圧倒的な力を見せつけました。前はお姉ちゃんの方が強かったんだろうけど、今はどうなんだろう?ここ以外にもヤミさんもフィンラルを叩き起こして奇襲かけるき満々だし、アスタたちがこの状況にどう絡んでくるのか楽しみ。

 

『BE MADE』

 『恋は戦争』とはうってかわって粗い絵。それに説明が多く、人を選ぶ作品かもしれません。しかし謎の生物との戦闘で荒廃した世界という世界観にはマッチした絵柄ですし、リンゴもシルエットは地味ですが一本芯の通ったいいキャラクターしてると思います。姫様も口だけではなく行動を起こしており、少し強引ではありますが文句だけ言うヒロインや、オロオロして何もできないヒロインよりはるかに好感が持てます。虫がどこから来たのか等謎は多いままなので連載も意識しているのでしょうが、壁作りのインパクトが強いため、後の任務が霞んでしまう恐れがあると考えます。これを後に持ってくるなど工夫すればどうとでもなるでしょうが。手塚賞準入選は一流の証だと思うのでこれからも作者の作品を読みたいものです。

 

『ハイキュー!』

 この作品は初めての挫折を書くのが本当にうまい。それは相手であっても変わりません。生きるか死ぬかではなく、スポーツだからこそ生まれる後悔や切り替えといったアクションにはこれからも注目していきたいです。話としては日向が頑張ってきたレシーブが実を結び、ついに1セット取ります!今まで音駒には散々やられてきただけに、喜びが尋常じゃない笑。お互い策は出し切った感があるのですが、最後はやはり意地の張り合いという熱い展開を見ることができるのでしょうか。

 

『火の丸相撲』

 火の丸が大相撲編で初めて相撲を楽しそうにやっているのが印象的でした。レイナさんの裸を想像したり、「友情パワー」と叫んでみたり、何なら昔より子供っぽいかも。これも母親の映像を見て初心に返ったのが影響しているんですかね。そして最後にはなった技は何でしょうか?草介に因縁のある技となると大蛇断だったり狩谷の竜尾がりあたり?自分の技を使われること、また変化を使ったことへの動揺が考えられますが、何にせよ草介はまだ大相撲編こんな扱いばっかで大物感が薄いなあ。優勝争いから早々に脱落することもあるんでしょうか。

 

銀魂

 ついに後2回……。これ終わるのか?今までの関わってきた人たちが集まり、銀さんのための万事屋として立ち上がる展開は熱い。足踏みしていた新八と、動いていたようで逃げていただけとはなす神楽ちゃんとのやりとりも、2年経て二人が大人になり、自分を客観的に見つめられるようになったんだなあとしみじみしてしまいます。最終回の一歩手前としては、これ以上ない振り返り回としても機能していました。ただ虚関連のことはまだ全く解決しておらず、何ページあるかわからないけど打ち切りっぽい終わり方だけはやめてくれよ……。

 

『田中』

 絵も荒れてきたし、話も良くわからんくなってきたので特に何も。掲載順からいって打ち切りだろうけど、最川仲間にして門が開いて敵が出てきてエンドかな。

 

『アリスと太陽』

 新メンバー集めが始まりそうな感じですがそんだけやる残りはあるのかな?後太陽引き抜きなどイベントはどんどん起こしているんだけど打ち切りの恐怖があるし。個人的には期待しているので、プラスなどで頑張って欲しいです、それかルーキーで個人的に書き下ろしをしてくれるだけでもいいので満足のいく終わらせ方をして欲しいものです。

 

『君を侵略せよ!』

 ついに打ち切り。ギャグ、ラブコメどっちつかずのまま終わってしまいました。キャラも少ないしテコ入れ前に打ち切り告げられちゃったのかなあ。個人的にはジャンプでなければもっと続いたと思う。あと、女の子を宇宙人にしたエロコメとかの方が、少年誌としての需要も満たせたのではないかとも。ほのぼのした雰囲気は好きだったのでまたどこかで連載して欲しいです。

 

まとめ

 『君を侵略せよ』が終わり、ギャグ漫画が2本始まるみたいです。呪術アクタとストーリー物が出てきたので、次はギャグということなのでしょう。そろそろリコピン枠が欲しいところなので確かにこれはあり。ただ、その枠はギャグ漫画日和をたまに出張させるとかで補った方が僕は好きですかね。それか読み切りギャグを毎週乗せていくとか、流動的にも使って欲しいです。以上、感想でした。